さてさて、その結果は……。
ネイティブが単語全体の約7~8割を知っているのに対し、私の結果はなんと「全体の約4割」、つまりネイティブの半分ほどしかありませんでした。
この結果は、決して褒められたものではありませんが、ある意味では私たちが以前よりお話していることの証明になっています。
日本人の方の中には、「語彙力がないから流暢に話せない」と思っておられる方がとてもたくさんいらっしゃいますが、果たして単語をたくさん知っていれば流暢に話せるのでしょうか?
以前、子供を例にとってお話しましたが、子供の語彙は大人に比べてまだまだ少ないにも関わらず、英語で流暢に話しています。
これを、私たちの母語である日本語で考えてみても同じことが言えます。
例えば、私たちは国語辞典に書いてある単語を全て知っているでしょうか…??きっと知らない単語の方がずーっと多いはずです。中には聞いたこともないような単語もありますよね。でも、私たちは日本語を母語として、何不自由なくコミュニケーションを取っています。
つまり、実際の会話で使われる単語はごく限られた数であるということなのです。流暢に話すために必要なのは、単語の数ではありません。限られた単語や構文をきっちり使いこなせるようになることです。そのためには「何度も繰り返してインプットする」ことがとても大切であり、それは私たちのStorytellingレッスンの根幹でもあります。
英会話の上達のために、むやみに単語を覚える必要はありません。実際に使う単語の使い方を、ストーリーの中で一緒に身につけていきましょう♪