先週で1月からのチャレンジソング『Don’t take the girl』が終わりましたが、
ご受講下さった皆さま、いかがでしたでしょうか。
さて、先日のミュージックレッスンで取り上げた「弱~く発音する音」をご紹介致します。
日本語を話す時、高かったり低かったりの違いはありますが、強弱はないように思いませんか?
英語には強弱があります。
例えば、vacation、chocolate、computerは日本語でも使われていますが、
「バケーション、チョコレート、コンピューター」と強弱はなく発音されますね。
それでは、英語では強弱を付けますが、どこが弱くなるでしょうか?
vacation 、 chocolate、 computer
こちらの赤文字の母音は弱く発音するのですが、
発音記号では「ə」とeがひっくり返ったような記号です。
実際にネイティブ講師の発音を聞いてみて頂きたいのですが、
脱力感満載の「ウッ」に近いでしょうか。。。
Simon先生、この発音を「lazy」(だらしない)と言っていました。
その言葉通り、あいまいな発音です。
ものすごく弱く、しかも前後の単語によって変化する音だそうです。
文章の中では不定冠詞の「a」(アクセントが付かない時)、
定冠詞の「the」(アクセントが付かない時)もこの発音です。
先日取り上げた「Something to talk about」の中の一節を…
Let’s give them something to talk about
この中にとてもはっきりしたlazy「ə」が入っております。
さて、どれでしょうか…
赤文字の所です。
Let’s give them something to talk about
David先生も『「トゥ」とは言ってないです。。。う〜ん…何て言ってる?』
と皆さんに聞きながら何度か歌っていました。
歌っているのを聞いてもはっきり聞き取りにくいのですが、
小さく「ドゥ」になっているようです。
音楽にもリズムがあり、強く感じる所と弱く感じる所があります。
強く感じる所は大切な単語がきていたり、単語の中ならアクセントが付く所。
弱く感じる所は冠詞や接続詞等がきていたり、単語の中なら弱く発音する所が多いです。
また、長い音符が使われている所は、単語の伸びる音が来ていたりします。
歌にのせるように会話でも感じて頂けると、自然な英語の発音に近づくのではないでしょうか。
皆さまもじっくりリズムを感じながらお好きな曲を聞いてみてはいかがでしょうか。